だい24かい しゅくかそうをぶっとばせ
そのとき、ゴヨウがいいました。
「あんしんしてください。きっと、しゅくかそうをやっつけることができます」
はたしてゴヨウは、どんなさくせんをたてたのでしょうか?
とうしゅうというところに、りょうざんぱくになかまいりしたいとおもっている、八人のつわものがいました。かれらをまとめている、ソンリツという人は、うでがたつだけでなく、しゅくかそうのシュクリュウたちにぶじゅつをおしえたランテイギョクと、きょうだいでしのかんけいだったのです。ソンリツたちは、りょうざんぱくにはいるために、しゅくかそうをたおすてだすけをしようとおもったのです。
ゴヨウは、これをさきにしっていましたので、じぶんたちがかつことを、よそうしていたのです。どちらかというと、さくせんではなくて、たなぼたです。
それはともかく、ソンリツたちはランテイギョクのもとにいき、しゅくかそうをたすけるといいました。
ところが、これがソンリツたちのさくせんでした。
しゅくかそうとりょうざんぱくが、ふたたびたたかいをはじめたとき、ソンリツたちは、ぎゃくにうちがわからしゅくかそうにこうげきをはじめました。つかまっていたりょうざんぱくのごうけつをときはなち、さんざんにあばれまわりました。
こうなっては、さすがのしゅくかそうも、おしまいでした。シュクリュウたちはみな、やられてしまい、やしきもやきはらわれて、とうとうなにもなくなってしまいました。
ソウコウたちは、ソンリツたち八人のほか、あのコサンジョウもなかまにいれ、さらにリオウ、トコウもひきいれて、ようようとりょうざんぱくへかえっていきました。