はじめまして、城 作也と申します。
学生時代から中国の読み物、特に水滸伝が好きで、それが高じて小説を書くに至りました。
どんな物語にしようかと考える中、私は単身で、この物語の舞台となった中国の各地を周りました。
いわゆるバックパッカーで、移動と素泊まりを繰り返しの旅です。
各地で人の温かさに触れつつも、時にはスパイ容疑や遭難の危機に晒されたりもしながら、ヒントを求めて歩き続けました。
歴史小説を書くならば、生身で触れた感触を書き込みたいと思ったのです。
帰国後も資料集め、また更なる旅行も重ね、ようやくの完成に至った作品を、お目に止めていただければ幸いです。