https://kakuyomu.jp/works/1177354054884121209/episodes/1177354054887446304
史実の人物が目白押しだった第四部も今回でラスト。最後に登場するのは詩聖・杜甫です。
安史の乱の時には長安に幽閉されていたのですが、わりと緩い拘束体制で、領地を出なければ自由にしていてよい、というくらいの軟禁だったという説があり、それを採用したので山の中にいます。時系列的に収星陣の旅するルートには現れない人だったので、ここでの登場になりました。
剣術を使うのはこちらのオリジナルでやりましたが、普段から文語で話したり、フトした用事でもすぐに手紙を書いて、それが詩になっていたりと、アニメのキャラ設定を彷彿とさせる習性の持ち主だったそうです。
杜甫は李白と対になって紹介されることが多いので、本作でも、水滸伝由来で対になる要素を与えてみました。
李白の天傷星は武松で、杜甫の地伏星は施恩です。武松は酔って強くなります。施恩は怪我をすると武松を召喚して強く(?)なります。