中国ものの作品を書くに当たって、名前のことはいろいろ気にしました。
勢いで付けた名前も多いので変なニュアンスになったりしてるのもあるかもしれないのですが、どっぷり中国生活をした身では無いので、ある程度は酌んでいただければと。
その代わり、姓にはこだわりました。創作した人物に関しては、同じ姓の人間はいません。
登場人物が多く、キャラクターイラストが用意できないので、せめて姓でイメージを固定できるようにしてみました。
それから、全体的に殺伐な話が多いため、名前にズバリで明るい印象の字を使っていません。美とか福とか。平穏な人生を送る人があまり出てこないので…
ちなみに李秀は普通な名前ですが、幼名「莠」のくさかんむりを取って「秀」にしています。これは李焼が父親になったとき、草を「焼」くことによって秀にした、という意味が込められています。本編で語るタイミングがありませんでした。