カクヨム更新。ちょっと悲しいキョンシー映画みたくなった話。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884121209/episodes/1177354054886136714

ゾンビ映画と同じく、キョンシーに咬まれた人間もキョンシー化する、という法則なので、そういう展開にしてみました。

ちなみにキョンシーは映画のせいで清代のものというイメージがありましたが、西遊記の白骨夫人が僵尸だと既に書かれています。西遊記は唐代初期が舞台なので、時代考証的にも大丈夫ですね(キョンシー映画自体がそもそもブーム終了してますが)。

呉文榮の因縁がこの回で決着し、同時に蔡鉄越の因縁も終わります。

彼がキョンシー化したのは、ひょっとしたら決裂してしまった弟子への謝意が執着したからだったのかもしれません。奥さんも同じだったと思います。キョエアアアとか言ってますけど。

さすがにその深意を語れる立場の人がいないので、そう汲んでもらえたらいいなと、蔡鉄越のセリフを考えました。

魔星に取り憑かれておかしくなっちゃってごめんな、とストレートには言わない計らいも入ってます。(あそこで蔡鉄越が言い訳がましい話をしたら呉文榮がまたキレる)

私としては、呉文榮を察して「水でも飲んでこいよ」という鋼先と、その気遣いが分からない雷先の野暮さが気に入っています。

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