https://kakuyomu.jp/works/1177354054884121209/episodes/1177354054886199814
軍舎の中から現れた兵士は、王萍鶴を探して旅をしてきた若者でした。
彼女が記憶を失っていると知り、涙を流した彼は、請われるままに、会稽での事件を語り始めます。
そして、萍鶴の本名がここで判明しますが、魯乗がそれを知って悔しがるシーンがあります。萍鶴と仮名を付けたのは彼だったので、センスに自信があったのです。
ここでちょっと絡み合う李秀と魯乗のやりとりが、短いのですが、とても好きです。萍鶴の名前を考えていた頃から、やろうと思っていた小ネタでした。
ちなみに現代では王羲之の子孫に当たる方が一万人くらいいらっしゃるそうです。王萍鶴という方も、何人かおられるかも知れませんね。(萍は女性名に良く使われる文字)