カクヨム更新。玄宗の幻想というベタなタイトル。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884121209/episodes/1177354054887333688

鋼先VS玄宗、というトップ同士の戦いです。玄宗は老体ですが、そこそこ強い上に透明になるので厄介です。鋼先はとにかく弱いので。

さて、唐代に伝わる話で、「羅公遠の物語」というのがあります。それによると、羅公遠は玄宗にまみえた仙人で、玄宗に穏行の術(透明人間になる術)を教えた(けど玄宗は中途半端にしかマスターしなかった)というエピソードがあります。

魯乗(羅公遠)はこの人物を由来にしています。皇帝に仙人が会いに来て不思議な術を見せる話は、中国古典を見るとちらほら出てきます。おそらくは奇術師のたぐいだったらしいですが。なので、羅公遠は実在した人物だと考えています。収星陣の中で唯一、本当にいた人ということになります。

日本の研究者が、羅公遠は水滸伝の羅真人のモデルかもしれない、と本に書いていたので、本作での起用、そして役割を決めました。

そして、安史の乱は誰が何の目的で誘発したのか?という理由が、今回と次回で明らかになります。

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