第三部に加筆しました。青輪をちょっと変えてみた。

第三部の鉄車輪戦で、運輸班の青輪幹部は無個性な二名のおっさんでした。呉文榮に殴られてあっさりと魔星を放出し、物語から退場していましたが、いろんな繋がりをいじっているうちに

「輪頭はメガネの似合いそうな知性派美女、次頭は人の言葉をしゃべる黒馬」

へと変化していました。(いきなり変わったのではありません。)

元は、第三部の始めで白輪次頭の時育が落とした匕首を、「犬を使って探し当てた」というところを変えようと思ったからでした。せっかくだからその動物を鉄車輪の幹部にしよう。百威先生のおかげで動物の活躍する枠が広い伏魔伝です。

で、犬よりも嗅覚の鋭い動物はいるか?と思って検索してみたら、けっこういるもんですね。猪、馬、熊、象。特に象は最高クラスだそうです。

かといって、暗殺組織に象で戦われるとコメディ感が半端ないので、無難なところで馬を選びました。地獣星の皇甫端にちなんで、変わった色の毛色にするのもありだったのですが、密輸の仕事のためには目立たない色にすべきと思い、黒にしました。

ところが、馬だけを単独で動かすのが難しかったので、しゃべれる仕様にしました。それでも登場シーンに時間的余裕がなかったため、輪頭としっかり組ませるのが良いということになり、だったら女性が騎馬している方が映える。

ということで、新しい青輪幹部ができあがりました。

さすがにこの二名が呉文榮に狩られるのはもったいないので、ひらりと逃げ出してもらったのです。

で、以上を修正するにあたり、「唐流嶬の招待」と「戦場は閨房」を繋げて一話にし、「たとえばこんな空の翔び方」という新編を挿入しています。

ごらんになっていただけたら幸いです。

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